ワンルーム物件を購入し、社会人の単身者、あるいは学生をターゲットに不動産投資をしようとする方は、決して少なくないでしょう。
では、購入すべきワンルーム物件とは、一体どのようなものなのでしょうか?
ここからは、不動産投資におすすめのワンルーム物件における特徴を解説していきたいと思います。
この記事は約5分で読めます。
【必見】購入すべきワンルーム物件が持つ10の特徴
では早速、これからワンルーム投資をする方に向けて、物件購入時に満たしておきたいポイントについて解説します。
具体的には、以下の10のポイントです。
- 築浅の中古物件
- 都心部近くの立地
- ターミナル駅までのアクセスが良い立地
- 単身者向け施設が充実している立地
- オートロック物件
- ダブルロック物件
- 部屋の形が正方形または長方形の物件
- 収納スペースが多い物件
- バルコニーのある物件
- バイク置き場がある物件
築浅の中古物件
“入居者のニーズが高い物件”と聞くと、新築物件をイメージされる方も多いかと思います。
しかし、新築物件は購入費用も高額ですし、賃料も同様に高額になりやすいため、実は入居者付けには苦労しやすいところがあります。
よって、ワンルーム物件を購入するのであれば、需要とオーナーにおける収入のバランスを考慮して、築浅の中古物件を購入することをおすすめします。
都心部近くの立地
地方で格安のワンルーム物件を購入するのであれば、多少初期費用を費やして、都心部近くの立地で購入する方が良いでしょう。
もちろん、地方より都心部の方が、同じ間取りの物件でも購入費用がかかりやすくなりますが、物件の需要を考えると、この資金投入は決して無駄ではありません。
また、出口戦略を考慮すると、都心部で立地の良い物件の方が、物件としての資産価値を維持しやすいというメリットがあります。
ターミナル駅までのアクセスが良い立地
ターミナル駅とは、複数の路線が乗り入れていて、なおかつ電車の起点・終点となる駅を指しています。
東京都内でいうと、以下の駅がターミナル駅に該当します。
- 東京駅
- 新宿駅
- 渋谷駅
- 池袋駅
また、これらのターミナル駅までのアクセスが良い立地、具体的には電車で15分以内にアクセス可能な立地は、ワンルーム物件の購入エリアとしてはおすすめです。
なぜなら、ターミナル駅から少し距離があることで、物件の購入価格は抑えられるからです。
もちろん、ターミナル駅までのアクセスは良い分、ある程度のニーズも期待できます。
単身者向け施設が充実している立地
ワンルーム物件に入居するのは、社会人の単身者もしくは学生です。
よって、以下のような単身者向けの施設があるかどうかも、物件購入時にはチェックしておきたいポイントと言えるでしょう。
- 1人でも入りやすい飲食店
- 24時間営業のスーパー
- 日用品が豊富なドラッグストア
- コンビニエンスストア など
また、多くの単身者に好印象を与えやすい施設としては、商店街も挙げられます。
年齢や性別に限らず、多くの単身者は健全で活気のある商店街の残っているような街を好む傾向にあります。
オートロック物件
ワンルーム物件は、ファミリー世帯向けの物件と比べて、入居者が不在になる可能性が高いです。
また、女性が1人で入居することも当然あるため、購入するならオートロック付きの物件を選ぶべきです。
オートロックが付いているだけでも、かなり入居希望者は増加することが期待できます。
ダブルロック物件
ダブルロックとは、文字通り玄関ドアに鍵が2つ設置されていることをいいます。
一般的なピッキングでは、鍵が1つの場合は数分でドアを開錠される可能性があります。
一方、鍵が2つあれば侵入に時間がかかることから、ピッキング犯に狙われにくくなります。
つまり、ダブルロックにするだけで、ピッキングへの抑止効果が働くということです。
ワンルーム物件を購入する際は、エントランスがオートロックになっているかどうかだけでなく、玄関がダブルロックになっているかも確認しておきましょう。
部屋の形が正方形または長方形の物件
ワンルーム物件を購入するのであれば、部屋の形が正方形または長方形になっている物件を選びましょう。
なぜなら、ワンルーム物件は基本的に狭く、部屋が変形しているとデッドスペースが生まれやすくなってしまうからです。
ワンルーム物件の入居者は、決して広くはない部屋をどうやって広く使うかを考えるため、最初から広く使いにくい物件は、敬遠されやすくなってしまいます。
収納スペースが多い物件
ワンルーム物件の多くは、収納スペースもそれほど充実していません。
よって、シューズボックスやウォークインクローゼットなどが付いている物件を見つけた際は、購入を検討しても良いでしょう。
収納スペースを重視して物件探しをする方は決して少なくないため、これは内見時の大きなアピールポイントとなります。
バルコニーのある物件
特に都心のワンルーム物件には、バルコニーが付いていないことも多いです。
ただ、より入居者を集めたいのであれば、やはりバルコニー付きの物件を購入すべきです。
あまり居住スペースがないワンルーム物件において、部屋干ししかできないという状況だと、入居者希望者は魅力を感じてくれないでしょう。
バイク置き場がある物件
バイク置き場があるワンルーム物件は、とても貴重です。
また、単身者の中には、趣味でバイクに乗っているという方も多く、このような物件はある程度の需要があると言えます。
もちろん、原付バイクを所有する学生などにも、バイク置き場付き物件は需要があります。
ワンルーム物件投資のリスク
ここまで解説した特徴を満たす物件を選んでも、ワンルーム物件投資にはなかなか避けられないリスクがあります。
例えば、ワンルーム物件投資は基本的に区分所有となるため、どうしても収入がゼロになるリスクは付きまといます。
また、ワンルーム物件はあまり賃料を高く設定できないため、月の支出が収入を超えてしまうリスク、なかなか初期費用が回収できないリスクもあります。
よって、投資を開始する際には、ある程度自己資金に余裕を持っておき、上記のリスクに一定期間耐えなければいけないことも想定しておきましょう。
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今回の記事のポイントを整理!
今回の記事のポイントは以下になります。
- 新築よりも築浅の中古ワンルーム物件を購入すべき
- ターミナル駅までのアクセスが良い立地の物件はおすすめ
- オートロックだけでなくダブルロックが付いているかもチェックすべき
- 部屋の形が変形のワンルーム物件は敬遠されやすい
以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!