【投資用不動産】不動産投資の失敗事例を見てみよう

【投資用不動産】不動産投資の失敗事例を見てみよう

不動産投資における失敗のパターンについては、以前当コラムで解説しましたが、これから不動産投資を始める方は、悲惨な失敗をしてしまった方の事例を見ることで、よりリスクヘッジの意識を強めることができます。

ここからは、実際にあった不動産投資の失敗事例を4つほど紹介しましょう。

この記事は約5分で読めます。

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CASE1:不動産投資に失敗し、自身の住まいをも失ったAさん

CASE1:不動産投資に失敗し、自身の住まいをも失ったAさん

サラリーマン投資家として活動していたAさんは、都内で4部屋の区分マンションを所有していました。

しかし、最初はある程度利益が出ていたものの、少しずつ周辺の賃料相場が下がっていき、それに伴って、所有するすべての区分マンションの賃料値下げを余儀なくされたのです。

また、アパートローンの返済額が月25万円であるのに対し、Aさんは度重なる賃料値下げの末、月22万円しか利益を上げられない状況に陥ってしまいました。

その後、このまま不動産投資を続けるのは不可能と判断し、4部屋の売却を決断したのですが、ここに思わぬ落とし穴がありました。

不動産投資のリタイアを考えた時点でのローン残債と、4部屋の区分マンションの売却価格には、以下のような開きがあったのです。

  • アパートローン残債:5,500万円
  • 区分マンション4部屋の価格:4,500万円

つまり、Aさんは所有するすべての区分マンションを売却しても、ローン残債を完済できない状況にあったということです。

その結果、最終的には自らの住まいを差し押さえられることになり、その売却益でなんとかローンは完済しましたが、不動産投資に失敗しただけでなく、自宅まで失うという最悪の結果になってしまいました。

CASE2:老後資金をすべて失ってしまったKさん

CASE2:老後資金をすべて失ってしまったKさん

勤務医兼不動産投資家だったKさんは、定年退職後の収入を確保する得るために、あらかじめ地方で購入価格1億5,000万円の一棟マンションを経営していました。

ただ、その一棟マンションの入居率はイマイチで、支出ばかりがかさみ、常にマイナスが出ている状態で経営されていました。

通常であれば、この時点でリタイアするケースが多いですが、当時勤務医だったKさんは年収が高く、なんとかマイナスを補いながら経営を続けていたのです。

とはいえ、定年退職を迎えた後はさすがにマイナスを補いきれないため、定年間近になった時点で、ついに売却を決断します。

しかし、購入価格が高かったこともあり、売却してもローン残債すべてを補いきれませんでした。

結果的に、Kさんは退職金と貯蓄のほぼすべてをローン返済に回し、一棟マンションも売却した上で、ようやく不動産投資をリタイアすることができましたが、定年退職後に頼れるものは何一つ残らないという結果に終わっています。

CASE3:サブリース契約の破棄により、生活の安定を失ったSさん

CASE3:サブリース契約の破棄により、生活の安定を失ったSさん

会社員のSさんは、友人の「サブリース契約なら失敗することはない」という言葉を鵜呑みにし、区分マンションを3部屋購入しました。

最初の数年間は、ある程度利益を上げていましたが、サブリース契約から数年経ったある日、急に借り上げ金額の大幅値下げを通告されました。

また、「条件に同意しないなら、サブリース契約は破棄する」と伝えられてしまいます。

その結果、Sさん大きな赤字を抱えることになり、会社員として得た収入のほぼすべてを、ローンの返済やマイナス収支の補填に充てなければいけなくなりました。

もちろん、売却も検討しましたが、どれだけ査定しても売却益とローン残債との差が1,000万円以上という結果になってしまい、売るに売れないという状況が続きました。

最終的には自己破産を余儀なくされ、Kさんはサブリース契約の破棄により、生活の安定をすべて失ってしまうことになったのです。

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CASE4:物件を見ずに買ってしまい、失敗したMさん

CASE4:物件を見ずに買ってしまい、失敗したMさん

会社員兼投資家だったMさんは、東京都内の区分マンションを購入しました。

このとき、Mさんは関西地方に住んでいて、その物件を実際に見たことはなかったといいます。

また、購入費用は4,000万円で、比較的リーズナブルだと感じて購入しましたが、最初に付いた入居者がすぐに退去してしまい、その後無収入のまま、ローン返済のみを行うという状況がしばらく続きました。

結局、不動産投資を諦めて売却しようと考え、不動産会社に査定をしてもらいましたが、そこで驚きの事実を知ることになります。

なんと、購入した区分マンションの価格は、購入当時で2,000万円ほどだったのです。

つまり、Mさんは相場の倍の価格でマンションを購入していたということになります。

しかも、現在の査定価格は1,000万円前後まで落ち込んでいました。

結果、Mさんは貯蓄もなく、売却してもローンを完済できないことから、泣く泣く自己破産を申請することになったのです。

事例から学ぶ失敗しないためのポイント

事例から学ぶ失敗しないためのポイント

前述の失敗事例を参考にすると、不動産投資では以下のような行動をしてはいけないことがわかります。

  • 相場以上の価格で投資用不動産を購入する
  • 利回りだけで出口を見ていない
  • 賃料が下がることを想定していない
  • 空室リスクを甘く見ている
  • ローン借入額が多い
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不動産投資をリタイアする際は、一度エクステージジャパンにご相談ください

株式会社エクステージジャパン

前述の事例のように、不動産投資では、空室の増加やローン返済に悩まされ、「もう物件を売るしかない」という状況になる可能性があります。

もし、これから不動産投資をする方が、そのような状況に追い込まれた場合は、ぜひ一度当社エクステージジャパンに相談してください。

当社は投資用不動産の中でも、ワンルームマンションの仲介に力を入れています。

また、投資用不動産に関する税金や相続のこと、ローンの見直しなど、困ったことがあれば何でもお聞きください。

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今回の記事のポイントを整理!

【まとめ】【投資用不動産】不動産投資の失敗事例を見てみよう

今回の記事のポイントは以下になります。

  • 不動産投資に失敗すると自宅まで失う可能性がある
  • アパートローンを完済するために老後資金を使い果たしてしまう可能性がある
  • 自己破産をしなければ不動産投資のマイナス収支がリセットできない場合もある
  • 物件を見ずに購入すると不動産投資は失敗しやすい
  • 空室はある程度発生するものと考えておく

以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!

 

投資用不動産の購入や売却、物件管理のご相談は、当社エクステージジャパンフリーダイヤル、もしくは当社LINEアカウントまでお気軽にお問い合わせください。
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