【投資用不動産】不動産投資の繁忙期・閑散期について

どれだけ良い投資用不動産を購入できても、入居者が集まらなければ意味がありません。

また、不動産投資には入居者を集めやすい“繁忙期”、集めにくい“閑散期”というものが存在します。

ここからは、入居者の集めやすさを月別に解説し、一体いつが繁忙期、閑散期なのかについて知っていただきたいと思います。

この記事は約5分で読めます。

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月別の入居者の状況について

不動産投資を始めるのであれば、月別の入居者の集めやすさ・集めにくさは必ず把握しておかなければいけません。

詳しく見てみましょう。

1月

1月は、まだそれほど入居者が集めやすい時期とは言えません。

ただ、すでに新年度の予定が決まっている方は少しずつ動き始めるため、後半になればまったく入居者が集まらないということはないでしょう。

2月

2月に入ると、さらに少しずつ入居者のニーズは増加します。

実際、この時期くらいからは転居が増えることが理由で、引っ越し業者などが料金の割り増しを開始するケースも少なくありません。

3月

多くの方は、4月から新たな学生生活、社会人生活がスタートします。

よって、3月は1年でもっとも入居者が集めやすい時期、つまり不動産投資の繁忙期だと言えます。

特に、学生向けの投資用不動産を経営する方は、この時期にいかに入居者を集められるかが成功の鍵になってきます。

なぜなら、これ以外の時期に学生が入居先を探すということは、基本的には考えにくいからです。

ちなみに、後述しますが、社会人の方がターゲットの場合は、後々また入居者募集がしやすいい時期が訪れます。

4月

4月に入っても、月の前半はまだ繁忙期が続くことがあります。

すべての学校が4月に入ってすぐ始まるとは限りませんし、社会人としての生活を4月上旬~中旬頃にスタートさせる方もいるからです。

ただ、下旬に差し掛かると、さすがに不動産投資の繁忙期は過ぎ、徐々に入居希望者は少なくなってきます。

5月

5月はそれほど入居者が集めやすい時期ではありませんが、ゴールデンウィークの時期に限り、一時的に需要が増えることがあります。

これは、大型の連休を利用して、物件探しや転居を一気に済ませてしまおうと考える方がいるからです。

6月

6月は時期的に雨が多く、転居に向いているシーズンとは言い難いため、入居者はかなり集めにくくなります。

よって、春先に入居者集めに失敗したとしても、入居条件の緩和や設備投資などをしない限り、この時期に入居者を獲得するのは難しくなるでしょう。

7月

7月に入ると、気温が一気に上昇します。

暑い中、汗だくになりながら物件探しをしたり、転居の準備をしたりする方はあまりいないため、この時期も不動産投資の閑散期と言えます。

8月

8月もまだまだ気温は高く、天候もなかなか安定しないことが多いため、入居者はなかなか集まりません。

よって、不動産投資をする方は、6月~8月までは閑散期と考えておくべきです。

9月

夏場は基本的に不動産投資の閑散期となりますが、9月に入ると少しずつ入居者は集めやすくなってきます。

なぜなら、10月付けの異動に伴う会社員の転居が増えるからです。

よって、入居者募集をする際は学生などではなく、会社員を主なターゲットにすることをおすすめします。

10月

10月には転勤に伴う第二の繁忙期も過ぎ、また入居者の状況が落ち着いてきます。

ただ、夏場と違うところは、気候的に転居をしやすいというところです。

よって、ある程度入居者は集められるでしょう。

しかし、この時期は台風が発生しやすいため、その影響で入居者希望者が現れにくくなるということは考えられます。

11月

11月の状況は、10月とほとんど変わりません。

ただ、年末から新生活が始まるというケースは少ないため、ここからはまた少しずつ入居者希望者が少なくなってきます。

12月

12月は、年末年始に向けて忙しくなる方が多く、入居者募集をする時期としては向いていません。

特に、年末ギリギリになると、引っ越し業者なども休業に入るため、なかなか入居者希望者は集まらないことが予想されます。

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不動産投資の閑散期における対策について

先ほど解説したように、夏場は不動産投資における閑散期となりますが、この時期にできる対策としては、一体

どんなことが挙げられるのでしょうか?

具体的には、以下のような対策が挙げられます。

  • 閑散期の入居希望者の傾向を把握する
  • 賃料を下げない方法で入居者を募集する

閑散期の入居希望者の傾向を把握する

閑散期の入居希望者は、緊急性のある理由で新しい入居先を探していることが多いです。

具体的には、以下のような理由です。

  • 急な退職
  • 現入居先でのトラブル など

このように、閑散期の入居希望者における傾向を把握すれば、ある程度アプローチの仕方がわかってきます。

それが、後述する“賃料を下げない方法で入居者を募集する”という方法です。

賃料を下げない方法で入居者を募集する

緊急性のある理由で転居する方は、とにかく条件が良い物件に入居したいと考えます。

ただ、ここで安易に賃料を下げて入居者を募集すると、他の入居者から不満が出る可能性もあるため、あまりおすすめできません。

そのため、オーナーは賃料を下げずして、入居希望者にお得なイメージを持ってもらえるように工夫しましょう。

例えば、現在設定している賃料が70,000円だったとします。

この場合は、家賃のうち数千円を管理費に割り振ってみましょう。

そうすることで、実際オーナーが得られる収入に変わりはないものの、表記上の賃料は下がるため、入居希望者に多少のお得感を感じてもらうことができます。

また、入居費用を抑えたい方にとっては、どうしても敷金や礼金などの初期費用がネックになってきます。

よって、上記の方法でも入居者が集まらない場合は、多少オーナーが得られる収入が減ることを覚悟して、敷金・礼金ゼロのいわゆる“ゼロゼロ物件”として入居者を募集することも考えましょう。

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【投資用不動産】不動産投資の閑散期における具体的な対策とは?

今回の記事のポイントを整理!

今回の記事のポイントは以下になります。

  • 不動産投資における繁忙期は3月~4月上旬ごろまで
  • 夏場(6月~8月)は気温が高く、天気も安定しないため閑散期になる
  • 閑散期の入居希望者は緊急性のある理由で物件探しをしていることが多い
  • 閑散期には、家賃を下げずお得感を与える方法で入居者を募集するのがおすすめ

以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!

 

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