不動産を購入する際には、利便性や治安の良さなど、さまざまなことを考慮して立地を決定します。
また、“親世帯に近いかどうか”も、立地選びの1つのポイントだと言えるでしょう。
では、親世帯の近くに不動産を購入することには、一体どんなメリットがあるのでしょうか?
詳しく解説しましょう。
この記事は約5分で読めます。
子育てのサポートが受けられる
親世帯の近くに不動産を購入することは、“近居”と呼ばれます。
これは、具体的な定義は存在しないものの、徒歩で通える距離にお互いの家がある状況を指す場合が多いですね。
また、両親にまだ体力面の不安が少ない場合、すぐ近くに住むことで、子育てをサポートしてもらえる可能性があります。
初めての子育てで不安な方や、普段イレギュラーな仕事等で忙しい方にとっては、非常に大きなメリットですね。
子育ての仕方を勉強できる
親世帯のすぐ近くに不動産を購入すれば、子どもを連れて遊びに行った際等に、子育ての仕方を勉強することもできます。
つまり、両親がどのように接しているのかを見ることで、今後の子育てに活かせる知識を得られる可能性があるわけですね。
これは、普段から両親の家に子どもを連れていくことができる、近居ならではのメリットだと言えます。
子どもの相談相手になってくれる
親世帯のすぐ近くに不動産を購入することで、両親が子どもの相談相手になってくれる可能性もあります。
子育てをする親は、どうしても子どもに厳しくならなければいけませんが、厳しくしてばかりでは、子どもの気が滅入ってしまうかもしれません。
そんなとき、親世帯がすぐ近くにあれば、子どもは相談相手として、祖父母を頼るようになるでしょう。
介護離職を避けられる
親世帯のすぐ近くに不動産を購入すれば、介護離職を避けられる可能性が高いです。
介護離職とは、家族や両親等を介護するために退職を余儀なくされることをいい、親世帯との距離が離れているほど、介護離職の可能性は高くなると言われています。
なぜなら、介護のために長距離を移動したり、交通費を捻出したりすることは、非常に大きな負担となるからです。
一方、家が近ければ、介護のしやすさはアップしますし、そのまま同居という流れにも比較的移りやすくなります。
まとめ
今回は、親世帯のすぐ近くに不動産を購入することのメリットについて解説してきましたが、いかがでしたか?
「親と同居したいけど、旦那が反対している…」「同居以外の方法で、良い距離感を保ちたい…」という方は、同居ではなく近居という選択肢もあることを知っておきましょう。
また、近居を検討する際は、親世帯に相談することも忘れてはいけません。