不動産購入時の“つなぎ融資”における利点と欠点について

不動産購入時の“つなぎ融資”における利点と欠点について

不動産を購入する際は、大半の方が住宅ローンを利用しますが、注文住宅の購入時には、スムーズに融資してもらえない場合があります。

そんなとき、利用を検討したいのが”つなぎ融資“です。

今回は、不動産購入時に利用するつなぎ融資の概要、そして利点と欠点について解説していきます。

この記事は約5分で読めます。

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つなぎ融資の概要

つなぎ融資の概要

主に注文住宅を購入する際、住宅ローンの融資が始まるまでの間、一時的に受け取る融資を“つなぎ融資”といいます。
住宅ローン受け取りまでの間を“つなぐ”ものであることが名前の由来です。

住宅ローンを利用する際には、自宅に抵当権を設定しますが、これは実際住宅が完成するまで実行できません。

ただ、注文住宅の建築工事費等、住宅が完成するまでに必要な資金は、住宅ローンの受け取りを待たずして支払う必要があります。

つまり、不動産購入時の必要資金を支払うために利用するのが、つなぎ融資というわけですね。

つなぎ融資の利点とは?

不動産購入時に利用するつなぎ融資の利点は、なんといっても費用面のサポートが早急に受けられるという点です。
具体的にいうと、自己資金に乏しい方でも、つなぎ融資を利用することで住宅を建てられます。

住宅ローンを利用して受け取れるのは、あくまで不動産の購入費用です。

そのため、それ以外の関連資金は買主が用意しなければいけませんが、つなぎ融資があれば、それほど無理をして自己資金から捻出する必要はありません。

つなぎ融資の欠点について

つなぎ融資の欠点について

不動産購入時に利用するつなぎ融資は非常に便利ですが、いくつかの欠点もあります。
まず、大きな欠点として挙げられるのは、金利の高さです。

通常の住宅ローンが、0.5~1.5%程度であるのに対し、つなぎ融資は3%前後が相場となっています。

また、つなぎ融資を利用するには、高額な手数料と印紙代も必要になります。

つまり、不動産関連費用の支払いをカバーするものといっても、数十万程度は自己資金がないと利用できないというわけですね。

もっといえば、大手金融機関でもつなぎ融資を取り扱っていないことがあるため、場合によっては、住宅ローンとつなぎ融資を別々の金融機関で申し込まなければいけません。

まとめ

【まとめ】不動産購入時の“つなぎ融資”における利点と欠点について

ここまで、不動産購入時に利用するつなぎ融資の利点・欠点を見てきましたが、いかがでしたか?

つなぎ融資は、自己資金に乏しい方の味方となる制度ですが、「簡単にお金が借りられる」と認識することはおすすめできません。

手数料は高額ですし、融資なので当然返済していくことになりますから、今後のことも考えた上で利用するかどうか判断しましょう。

 

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