女性は慎重派の方が多く、なおかつ女性独自の目線で物件選びができます。
そのため、資産形成の1つとして、不動産投資を始めるのはとてもおすすめです。
ただし、女性の不動産投資には、注意すべきポイントもいくつかあるため、興味がある方はぜひ本記事の内容を参考にしてください。
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女性の不動産投資における注意点5選
女性が不動産投資を始める場合は、主に以下の点に注意する必要があります。
- 物件のスペックにこだわりすぎない
- 融資審査が不利になりやすい
- 女性目線での助言を受けにくい
- 扶養から外れなければいけない
- 長期化する覚悟が必要
物件のスペックにこだわりすぎない
冒頭でも触れたように、女性は慎重に、なおかつ独自の目線で投資用不動産を選ぶことができます。
特にファミリー向け物件で不動産投資を行う場合、どちらかというと家にいる時間が長い女性目線で物件を選べるというのは、大きな強みとなります。
しかし、あまりにも物件のスペックやオシャレさにこだわりすぎてしまうと、女性の不動産投資は失敗する可能性が高くなるため、注意しましょう。
ハイスペックかつオシャレな投資用不動産は、確かにニーズが高く、空室はできにくいかもしれませんが、より確実性を高めるためには、利回りも重視しなければいけません。
つまり、どれだけ空室を埋めることができても、利回りが良くなければ、思ったように利益を上げることはできないということです。
融資審査が不利になりやすい
近年、女性の地位向上や社会進出は目覚ましく、男性と同等の収入を得る方も多くなってきました。
しかし、それでもまだ女性の方が、アパートローンの審査に通過しにくかったり、融資金額が少なかったりすることは多いというのが現状です。
特に独身女性は、金融機関に“生活や収入が不安定”というイメージを持たれやすく、思っていたほどの融資を受けられない可能性があります。
また、融資審査が不利になりやすい分、自己資金を多めに準備しておかなければいけないという点にも注意しましょう。
女性目線での助言を受けにくい
不動産投資は、投資の中でも非常に歴史が長く、豊富な知識や経験を持っている不動産投資家の方も多く存在します。
しかし、男性投資家と比較すると、女性投資家の数はかなり少ないです。
よって、先人の女性投資家から、女性独自の目線で助言を受けたいと思っても、なかなか実現するのは難しいと言えます。
もちろん、ファイナンシャルプランナーなど、投資家以外にも女性目線の助言をしてくれる専門家はいますが、実際不動産投資を経験しないと得ることができない情報や感覚の部分は、自身の不動産投資の中で得る必要があります。
扶養から外れなければいけない
すでに結婚している女性の中にも、不動産投資に興味を持っているという方はいるでしょう。
しかし、このような方が不動産投資を行う場合、収入が大幅に増加するため、基本的には夫の扶養から外れなければいけません。
また、夫の仕事をサポートする専業主婦の方に対しては、夫の勤務先や自治体などから、さまざまな助成が提供されますが、扶養から外れてしまうと、これらの助成も受けられなくなってしまうため、注意が必要です。
もちろん、収入が増えることにより、税金などの負担はこれまでよりも多くなることが予想されます。
長期化する覚悟が必要
女性が不動産投資を行う場合は、男性よりもある程度運用期間が長期化することを覚悟しなければいけません。
なぜなら、女性は男性に比べて寿命が長いからです。
また、不動産投資が長期化するということは、それだけ長いスパンで利益を出せる物件を選ばなければいけないということでもあります。
よって、物件選びにかかる時間や、そのノウハウを学ぶための時間に関しても、惜しみなく費やす必要があります。
女性は事前に不動産投資セミナーに参加すべき
女性が不動産投資に向いていることは確かですが、多くの方が実際始めることになったタイミングで、初めて不動産投資を勉強します。
しかし、独学で学べることには限界がありますし、前述の通り、女性は先人の女性投資家から助言をもらうということが非常に難しいです。
そのため、不動産投資を始める前に、セミナーに参加することをおすすめします。
セミナーに参加することで、不動産投資に関するノウハウを身に付けることができますし、法改正や物件の価格相場などの最新情報も手に入ります。
そして何より、セミナーで他の投資家の方と関係を築くことで、女性ならではの助言を受けられる可能性があります。
こちらは独学ではなかなか得ることができないメリットであるため、ぜひ参加してみてください。
ちなみに、不動産投資セミナーの中には、セミナースタッフがすべて女性の女性限定セミナーなどもあります。
このようなセミナーに参加すれば、より実践的なノウハウを得ることができるでしょう。
ライフプランを立てた上で不動産投資を始めるのがポイント
女性が不動産投資を始める際は、セミナーへの参加と併せて、ライフプランの設計も必ず行いましょう。
例えば、独身女性の方は、今後結婚や出産、退職などにより、生活環境や収入に大きな変化が出る可能性があります。
よって、このような環境の変化に対応できるよう、ある程度ニーズが高い立地を選んだり、資金に余裕を持っておいたりしなければいけません。
逆に、ライフプランを設計せず、目先の副収入のことだけを考えて物件を購入したり、すべて不動産会社に任せたりすると、今後不動産投資の歯車が狂ってしまう可能性があるため、注意しましょう。
ちなみに、ライフプランの設計方法がわからないという方は、不動産会社やファイナンシャルプランナーなどの有識者に相談してみることをおすすめします。
今回の記事のポイントを整理!
今回の記事のポイントは以下になります。
- 女性の不動産投資では、スペックにこだわりすぎず、利回りも重視することが大事
- 女性は収入面の不安が大きく、アパートローンの審査において不利になりやすい
- 女性投資家の数が少ないことから、女性ならではのアドバイスを受けるのは難しい
- 結婚している女性は、不動産投資をするにあたって扶養から外れる必要がある
以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!