【投資用不動産】駅から離れた物件で成功するための工夫

駅

投資用不動産を購入する際は、ほとんどの方が最寄り駅までの所要時間をチェックします。

また、需要が高いことを理由に、なるべく駅チカの物件を購入しようと考える方も多いですが、逆に駅から離れた物件でも、不動産投資は成り立つのでしょうか?

ここからは、“駅遠物件”における不動産投資の工夫について解説します。

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狙うべき駅遠物件の特徴について

駅

駅から離れた投資用不動産は、やはり駅チカ物件に比べて移動の利便性が下がります。

よって、購入するのであれば、できるだけその短所を補える物件を狙いましょう。

具体的には、以下のような特徴を持つ物件です。

  • 他の交通機関が充実している
  • ショッピング、飲食の利便性に優れている
  • 駐車場、駐輪場がある
  • 大規模修繕が完了している

他の交通機関が充実している

多少最寄り駅から離れていても、バスなど電車以外の交通機関が充実していれば、生活の利便性は極端に下がらない場合があります。

よって、駅遠物件を購入する際は、自らの足で周辺をチェックし、徒歩5分圏内にバス停があるかどうかをチェックしておきましょう。

ちなみに、1時間に3~4本など、通過するバスの本数が多いバス停であれば申し分ありません。

ショッピング、飲食の利便性に優れている

駅チカ物件の需要が高い理由は、移動の利便性が高いことだけではありません。

ショッピング施設や飲食店などが充実していることも、駅チカが好まれる理由の1つです。

ただ、これを言い換えれば、たとえ駅から離れた投資用不動産であっても、スーパーや商業施設、飲食店などが充実していれば、ある程度入居者は集まるということになります。

よって、駅遠物件を購入するのであれば、できるだけ上記の施設が充実しているところを選びましょう。

駐車場、駐輪場がある

駅から離れた物件に入居する方のほとんどは、移動手段として自転車やバイク、車を利用します。

よって、購入するのであれば、駐輪場や駐車場のある駅遠物件を購入しましょう。

特に、ファミリーをターゲットに不動産投資をする場合、駅チカで駐車場がない物件よりも、駅遠で駐車場がある物件の方が選ばれやすい傾向にあります。

大規模修繕が完了している

駅から遠い投資用不動産は、まったく人気がないわけではありません。

しかし、駅チカと比べると、その需要はどうしても劣ってしまいます。

そのため、ある程度賃料を低く設定しなければ、多くの入居者は集まらないことが予想されます。

また、賃料を下げなければいけないということは、なるべく支出を抑え、収入が少ない点をカバーしなければいけないということになります。

よって、駅遠物件を選ぶなら、すでに大規模修繕が完了している物件を選び、購入後の支出をなるべく少なくすることをおすすめします。

逆に、購入後すぐに大規模修繕が必要になってしまうと、賃料が低い駅遠物件での不動産投資は、すぐに頓挫してしまう可能性があります。

駅遠物件の不動産投資を成り立たせるための工夫

ペット

駅から離れた物件で行う不動産投資は、物件選びにこだわるだけでなく、さまざまな工夫をすることでも、成功に近づく可能性があります。

具体的には、以下のような工夫をしてみましょう。

  • 子育て世帯向け物件として貸し出す
  • ペット共生型物件として貸し出す
  • 電動自転車を設置する

子育て世帯向け物件として貸し出す

駅遠物件における不動産投資の工夫としては、まず“子育て世帯向け物件として貸し出す”ということが挙げられます。

特に、教育施設や児童施設、医療機関へのアクセスが良い場合は、なおさらこの工夫は効果的です。

住まいを選ぶとき、学生や社会人であれば、通勤や通学の利便性が優先されるため、なるべく自宅から駅に近いことが上位条件になりがちです。

一方、子育て世帯の場合は、そこに“育てやすさ”という条件が加わります。

また、駅までのアクセス環境よりも、子どもの育てやすさが優先されるケースがほとんどです。

よって、駅遠物件では、セキュリティ性をアップさせたり、家事の負担を減らすための設備を導入したりして、子育て世帯をターゲットにすることも検討しましょう。

ペット共生型物件として貸し出す

“ペット共生型物件”とは、ペットと暮らすことを前提に建てられた投資用不動産のことをいいます。

いわゆる“ペット可の物件”は、“ペットを飼っても良い”というルールがあるだけで、入居者の中には犬や猫が苦手な方もいる可能性があります。

一方、ペット共生型物件は、入居者の誰もがペットと暮らすことを望んでいます。

そのため、入居者同士のトラブルや、クレームなどは発生しにくいです。

また、駅から遠い物件は、駅チカ物件と比べて敷地が広く、なおかつ静かな環境を保つことができるため、ペット共生型物件にするには非常に適していると言えます。

もっといえば、ペット共生型物件は決して数が多くないため、この形で貸し出すことで、駅チカ物件にも希少性が生まれます。

電動自転車を設置する

駅から遠い物件にぜひ設置してもらいたい設備としては、“電動自転車”が挙げられます。

具体的には、各部屋につき1台ずつ電動自転車を用意し、駅までの所要時間が長いというデメリットを感じさせないようにするという工夫です。

また、最寄り駅に部屋数分の駐輪場を借りておけば、入居者は通勤・通学にも電動自転車を使えるため、より魅力を感じてもらえるでしょう。

もちろん、電動自転車の購入費用、駐輪場の代金は、オーナーが賃料収入の中から負担することになるため、決してリスクがない方法ではありません。

ただ、この工夫によってすべての部屋が埋まれば、電動自転車の導入費用はすぐに回収できますし、駐輪場の代金もそれほど大きな負担にならないことが予想されます。

今回の記事のポイントを整理!

夕陽

今回の記事のポイントは以下になります。

  • バス停やショッピング施設などが近くにあれば、駅遠のデメリットはカバーできる
  • 駅遠物件において駐輪場、駐車場の確保は必須条件
  • 大規模修繕が完了している物件を選ぼう
  • 子育て世帯向け物件、ペット共生型物件として貸し出すのもおすすめ
  • 電動自転車と駐輪場を合わせて提供すれば、入居者が見つかる可能性は高い

以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!

 

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