不動産投資を始めるにあたって、どのような物件を購入するかは非常に大きなポイントです。
また、それと同じくらい重要なポイントに、エリアの選定が挙げられます。
今回は、不動産投資におけるエリア選定の基本的なポイント、地方でのエリア選定で意識したいポイントなどについて解説します。
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エリア選定の基本的なポイント3選
投資用不動産の購入エリアを選定する場合は、まず以下の基本的なポイントを押さえるべきです。
- 賃貸需要が高いエリアを選ぶ
- 再開発の予定があるエリアを選ぶ
- 地元を選ぶ(初めての不動産投資の場合)
賃貸需要が高いエリアを選ぶ
不動産投資のエリア選定を行う際は、まず賃貸需要が高いエリアを選ぶことを意識しなければいけません。
常に需要があれば、入居者付けに困る可能性は低いですし、長期間安定した賃料収入が得られる可能性も高いです。
東京23区内などは、比較的どのエリアも賃貸需要が高いとされているため、おすすめです。
ただし、エリアによってターゲットが異なるため、東京23区内であればどこでも良いというわけではありません。
例えば、学生をターゲットに不動産投資を始めたいにもかかわらず、会社員の方に人気のエリアで投資用不動産を購入すると、集客効率は悪くなります。
ちなみに、全国の賃貸需要が高いエリアを知りたいという方は、物件情報サイトの“住みたい街ランキング”をチェックするのも良いでしょう。
このようなランキングは、各社によって毎年のように発表されていて、どのサイトでも上位に来るようなエリアは、著しく賃貸需要が高いと言えます。
再開発の予定があるエリアを選ぶ
不動産投資のエリア選定では、今後再開発の予定があるエリアを選ぶのも重要です。
再開発とは、正確には“市街地再開発事業”と呼ばれるもので、より安全で住みやすく、魅力的な街づくりをして、都市を再生することをいいます。
こちらを控えているエリアは、今まであまり人気がなかったとしても、再開発によって生活利便性が改善され、居住者や利用者が増えることで、活気と人気のあるエリアへと変貌を遂げることがあります。
つまり、賃貸需要が一気に高まる可能性があるということです。
また、再開発が行われると、そのエリアの地価は上昇します。
よって、安い価格で投資用不動産を購入し、地価上昇後に売却して、利益を狙うことも可です。
ちなみに、東京都の再開発予定に関しては、“東京都都市整備局”のウェブページなどで確認できるため、興味がある方は一度チェックしておきましょう。
地元を選ぶ(初めての不動産投資の場合)
初めて不動産投資を行うという場合は、まずは自身の地元で物件を購入するというのも1つの手です。
特に、生まれてから地元を一度も離れたことがないような方は、良いところと悪いところを知っている地元を選ぶのが無難だと言えます。
また、まだ地元に居住しているという場合は、すぐ近くのエリアに投資用不動産を購入することで、何かトラブルが発生した場合などに、すぐ現地を訪れることができます。
こちらも、初めて不動産投資をする方が、地元を選ぶメリットだと言えます。
ただし、あまりにも地元の賃貸需要が少なかったり、物件価格が高かったりする場合は、同都道府県の少し離れたエリアで購入するなど、ある程度工夫をする必要があります。
地方でのエリア選定で意識したいポイント3選
地方で投資用不動産を購入する際は、以下のようなポイントを押さえてエリア選定を行いましょう。
- 規模の大きな学校があるエリアを選ぶ
- 規模が大きな企業があるエリアを選ぶ
- 周辺の駐車場の有無を確認する
規模の大きな学校があるエリアを選ぶ
地方で投資用不動産を購入する場合、一般的に賃貸需要が高いエリアを選ぶのは非常に難しいです。
よって、大学など規模の大きな学校が周囲にあるエリアを選びましょう。
地方であっても、大学のキャンパスがあるエリアは多いですし、このような立地であれば、学生専用物件を経営することで、ある程度の需要が見込めます。
また、学生街で購入すべき物件としては、1人暮らしに適していて、なおかつ賃料もリーズナブルなケースが多いワンルーム、1Kなどの物件です。
規模が大きな企業があるエリアを選ぶ
学校と同じく、規模が大きな企業の地方拠点があるエリアも、不動産投資を行う立地としては優れていると言えます。
このようなエリアでは、企業に務める方の賃貸需要がある程度期待できるからです。
また、企業や工場のすぐ近くにあるような物件であれば、社宅として丸ごと一棟を貸し出せる可能性もあります。
このような契約を勝ち取ることができれば、オーナーはすぐに物件を満室状態にすることができるため、非常に投資効率は良いと言えます。
周辺の駐車場の有無を確認する
地方の場合、購入しようとする投資用不動産の近くに、駅が一切ないというケースも考えられます。
このようなエリアで物件を購入する場合は、必ず周辺の駐車場の有無、空き状況をチェックしましょう。
最寄り駅が近くにないエリアに住む方の移動手段は、基本的に車が多くなります。
よって、駐車場が周りになければ、利便性の悪さを感じ、入居を敬遠される可能性が高くなります。
もちろん、物件そのものに駐車場が付帯しているかどうかも、購入時の重要なポイントとなります。
エリア選びでは現地調査も実施しよう
不動産投資をするにあたって、土地勘のないエリアを選択する場合は、必ず現地に足を運び、オーナー自身の目でチェックしましょう。
例えば、周辺に駐車場があるのかどうかについては、地図を見ればわかりますが、そのサイズ感や使い勝手の良さなどは、やはり現地で確認しないとわかりません。
また、閑静な住宅街という認識であっても、実際は交通量が多かったり、子どもの声が響いたりして、実際はそれほど閑静ではないというケースもありま。
今回の記事のポイントを整理!
今回の記事のポイントは以下になります。
- 不動産投資は賃貸需要が高いエリアで行うべき
- 今後再開発が行われるエリアは、賃貸需要が増える可能性がある
- 初めて不動産投資を行う場合、土地勘のある地元を選ぶのも1つの手
- 地方での不動産投資では、企業や大学が近いエリアを選ぼう
- 地方での不動産投資に駐車場は必要不可欠
以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!