【投資用不動産】高層階、低層階の区分物件投資におけるメリット・デメリット

タワーマンション

区分マンションを購入し、不動産投資をしようと考えている方は、あらゆる角度から物件を吟味しなければいけません。

また、購入物件を決める重要なポイントとして、“高層階”なのか“低層階”なのかという点が挙げられます。

今回は、高層階、低層階の区分物件投資におけるメリット・デメリットを見ていきましょう。

この記事は約5分で読めます。

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高層階の区分マンション投資におけるメリット

まずは、高層階の区分マンション投資におけるメリットから見ていきましょう。

主なメリットは以下の通りです。

  • 空室が発生しにくい
  • 資産価値が下がりにくい

空室が発生しにくい

高層階の区分マンション投資には、“空室が発生しにくい”というメリットがあります。

これは、高層階のマンションに憧れを抱いている方が多く、一度入居者が決まれば、それほど短期間では退去しないということを指しています。

つまり、安定した賃料収入を得やすいということです。

資産価値が下がりにくい

高層階の区分マンション投資におけるメリットとしては、“資産価値が下がりにくい”ということも挙げられます。

これも、高層階の注目度や需要が高いことが主な理由であり、資産価値が下がりにくい場合、もし不動産投資をリタイアすることになったとしても、比較的好条件で物件を売却できます。

もちろん、資産価値だけでなく、賃料が大きく下落する心配も少ないでしょう。

高層階の区分マンション投資におけるデメリット

高層階の区分マンションを購入すれば、常に高い需要をキープすることができます。

しかし、投資する場合、以下のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。

  • 購入コストが高い
  • 地震が多いエリアでは敬遠される可能性がある

購入コストが高い

高層階で行う区分マンション投資のデメリットは、なんといっても“購入コストが高い”という点です。

高層階が存在するマンション、いわゆるタワーマンションは、基本的に好立地に建築されています。

その上、眺望も良いため、1室でもかなり高額な購入費用がかかることは覚悟しておきましょう。

また、物件の購入コストが高いということは、必然的に登記費用や不動産所得税なども高くなるため、その点も留意しておかなければいけません。

地震が多いエリアでは敬遠される可能性がある

地震がよく発生するエリアでは、高層階の区分マンションが敬遠される可能性があります。

なぜなら、高層階は地震発生時、激しく揺れるからです。

これは、タワーマンションが制振構造、免震構造になっているケースが多いことが理由です。

わかりやすくいうと、地震の揺れに“耐える”のではなく、“揺らして地震の力を分散させる”という構造が採り入れられているのです。

もちろん、だからといって高層階が危険だというわけではありませんが、地震が頻繁に発生するエリアでは、高層階の物件が激しく揺れる頻度も多く、その事実を知っている方には、やはり敬遠されやすくなります。

低層階の区分マンション投資におけるメリット

続いては、低層階の区分マンション投資におけるメリットを見ていきましょう。

  • 購入費用がリーズナブル
  • 災害時の安全性をアピールできる

購入費用がリーズナブル

低層階の区分マンション投資におけるメリットとして、“購入費用がリーズナブル”という点は外せません。

間取りや面積、設備などが同じような物件でも、低層階と高層階では、購入費用にかなりの違いが出てきます。

場合によっては、数千万円単位で変わってくることもあるため、なるべくコストを抑えたいという方は、低層階の投資用不動産を購入しましょう。

災害時の安全性をアピールできる

“災害時の安全性をアピールできる”というところも、低層階の区分マンション投資におけるメリットの1つです。

低層階の場合、地震や火事などの災害が発生しても、比較的早めに避難することができます。

また、エレベーターが故障しても、低層階であればほとんど避難に影響はありません。

もちろん、高層階と比べて地震発生時の揺れも少ないため、幼い子どもを持つファミリー世帯などに対しては、これが大きなアピールポイントになるでしょう。

低層階の区分マンション投資におけるデメリット

では、低層階で行う区分マンション投資には、一体どのようなデメリットがあるのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

  • 騒音対策が必要なケースがある
  • セキュリティ面での不安がある

騒音対策が必要なケースがある

好立地のマンションの場合、近くに駅や幹線道路などがあることも多いです。

このようなマンションでは、高層階よりも低層階の方が騒音の影響を受けやすく、あまりにひどい場合は、購入後に対策を取らなければいけない可能性もあります。

その場合、当然コストはかかりやすくなりますし、不動産投資を開始するまでの期間も長くなってしまいます。

セキュリティ面での不安がある

低層階の区分マンションは、災害時の安全性に長けている反面、あまりセキュリティ面では優れていません。

例えば、オートロックの物件であっても、1階や2階であれば、窓やバルコニーから侵入される可能性があります。

特に、窓側が大通りに面していない物件などは、空き巣に狙われやすくなります。

このようなことを危惧して、入居を避ける方も少なくないでしょう。

迷ったときは“中層階”も選択肢に入れよう

購入する区分マンションの階層に悩んでいる方は、“中層階”も選択肢に入れましょう。

中層階の物件は、適度に眺めやセキュリティ性も良いですし、騒音や災害の影響も高層階、低層階に比べて軽減されます。

大きなアピールポイントがないというのが中層階の欠点ですが、できる限りリスクの低い不動産投資をしたいというのであれば、中層階をメインに物件探しをしても良いかもしれません。

今回の記事のポイントを整理!

今回の記事のポイントは以下になります。

  • 高層階は空室発生リスクが低く、資産価値も下がりにくい
  • コストの高さと地震発生時の揺れが高層階のデメリット
  • 低層階は購入費用が安く、災害時の安全性も高い
  • 周辺の騒音の影響を受けやすく、セキュリティ性にも不安があるのが低層階のデメリット
  • 迷ったときは中層階の物件も視野に入れるべき

以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!

 

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