航空会社で働いていると、「この先、大丈夫かな・・・」という不安を抱くことはないでしょうか?
そういった心配がある方には、不動産投資がおすすめです。
航空会社に勤めている方の中には、不動産投資をしている人がかなりいらっしゃいます。
今は、それを本格的に行うべきです。
この記事では、その理由について、解説しましょう。
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なぜ、航空会社勤務には不動産投資がいいのか
航空会社で働いている人は、パイロットやキャビンアテンダントなどの別を問わずに不動産投資がおすすめです。
そこには、以下のような6つの理由があるのです。
- 航空業界に副業を認める動きがある
- ローンを組むのに有利
- 本業に影響なく投資ができる
- 節税手段として有効
- 生命保険の代わりになる
- 管理を任せることができる
それぞれの理由について、解説していきます。
航空業界に副業を認める動きがある
先日、国内で最大規模の航空会社である全日本空輸(ANA)では、社員の副業を認めるという方針を固めました。
新型コロナウイルスの影響で利用客も減って運休になる便も増えているので、この間に収入の増加やスキルアップを目指してもらおうという意図です。
不動産投資は、投資という面だけではなく管理という面もあります。
賃貸用の不動産に投資することが多いので、その物件の管理もしなくてはいけないのです。
そのせいで、副業とされることもあるのです。
会社によっては副業を認めていないケースもあるので、その場合は不動産投資が禁止されることもあります。
しかし、会社として副業を認めると正式に決定されれば、その心配も不要となるのです。
ローンを組むのに有利
不動産投資で、最初の関門となるのが銀行でローンを組むことです。
ローンを組むために重要なことは、銀行から信用してもらうことです。
その点で、航空会社勤務というのは有利な条件となるのです。
これは、パイロットだけではなくキャビンアテンダントであっても同様です。
どちらも、一般的な社会人よりも給与は平均して高い傾向があり、航空会社は基本的に大会社なので、倒産の可能性も低いと判断されるからです。
金融機関からすれば、毎月、安定した収入があれば返済が滞る心配もないでしょう。
また、すでに融資を受けて不動産投資をしている人でも、2回目、3回目の融資を受けやすいのです。
1度投資して収益を上げている人は、さらに拡大することを目指してみてもいいかもしれません。
本業に影響なく投資ができる
投資には、株式投資やFX投資など様々なものがあります。
その中で、不動産投資が特におすすめとなる理由としては、パイロットやキャビンアテンダントなどの本業に影響することなく、投資ができるからです。
株式やFXに投資する場合は、常に相場の動向をチェックしておかなくてはいけません。
しかし、パイロットやキャビンアテンダントの場合、それは困難です。
スマホからでもチェックできるとはいえ、フライト中などはチェックするわけにはいかないからです。
その結果、取引のタイミングをのがしてしまい大きな損失を被ることもあるでしょう。
あらかじめ指値や逆指値で注文しておくなど、ある程度はカバーできる方法もあるとはいえ、やはり長時間放置しておくには不安が残るものです。
しかし、不動産投資の場合はそのような心配がありません。
まず、不動産の相場はそれほど急激に変動することはありません。
また、不動産を売りたいと思っても、買い手が見つからない限りは売ることができないので、数日タイミングが異なってもあまり問題はないのです。
不動産の管理自体は、管理会社に依頼しておけば問題ありません。
よほどの緊急事態が起こらない限り、自分で対応する必要もないのです。
そのため、賃貸物件でも人任せにしておくことができます。
節税手段として有効
不動産投資では、最初にかなりの金額を初期費用として支払います。
また、最初は設備などに投資する必要も多いので、投資を始めたばかりの頃は、最低でも1年~2年ほど赤字になるでしょう。
不動産投資は、主に賃貸用不動産に投資することとなるのですが、部屋数が限られているので収入が想定を超えることはありません。
たとえ満室になっても、赤字になることは避けられないのです。
メインの仕事で給与所得を得ているでしょうが、不動産投資で赤字が出た場合はそこから差し引くことができます。
そのため、最初の数年は高い節税効果が得られることとなるのです。
生命保険の代わりになる
航空会社勤務の方は、保険の加入を断られるケースがあります。
それは、パイロットやキャビンアテンダントが「危険職種」と見做されることがあるからです。
危険職種というのは、業務上怪我や死亡のリスクが高いと見なされている職業のことです。
実際に、パイロットやキャビンアテンダントとして働いている方の中には、けがや病気で入院する方は少なくありません。
飛行機事故はめったにあるものではありませんが、気圧差や時差、飛行機の揺れなどで病気になったり怪我をしたりする人はかなり多いでしょう。
そうなると、保険会社は頻繁に保険金を支払わなくてはいけません。
そうならないように、生命保険などの加入は断られることが多いのです。
保険会社によっては加入できますが、それでも保険料が高くなったり、保障内容が少なくなったりすることはあるでしょう。
一方、不動産投資のローンでは団体信用生命保険への加入が必須となることがあります。
これは、契約者に万が一のことがあった場合、ローンの残債を代わりに支払ってくれる保険です。
その加入条件は、基本的に年齢と現在の健康状態だけが基準となっています。
つまり、一定以上の年齢で現在健康であれば、加入するのに問題はないのです。
これに加入していれば、万が一何かあっても家族にローンを残す心配をしなくてもいいのです。
そして、不動産を担保にしているわけではないので、ローン残債がないまっさらな不動産が、家族に残されるのです。
これが、生命保険の死亡保険金の代わりになるでしょう。
管理を任せることができる
航空会社勤務というのは、かなり大変な仕事です。
その分、たまの休みはしっかりとリフレッシュして、ストレスの発散をしたいという人が多いでしょう。
また、キャリアアップを目指して勉強するという人もいると思います。
どちらにしても、時間がいくらあっても足りるものではありません。
その時間を費やして、副業をするというのは難しいのです。
しかし、不動産投資であれば、その管理は管理会社に任せてしまうことができます。
最初に物件を選んで購入してしまえば、後は全て任せることができるのです。
これならば、何の面倒もなく投資することができるでしょう。
融資でどのくらい優遇される?
航空会社勤務だと、融資を受ける際にどのくらい優遇されるのでしょうか?
パイロット、キャビンアテンダントそれぞれのケースと、一般的なサラリーマンとを比較して考えてみましょう。
何よりも重要なのが、融資を受けられる限度額です。
これがどんな物件を購入できるかに大きく関わってくるのですが、その基準は銀行などの金融機関によってまちまちです。
一般的には、年収の5倍から10倍程度が限度といわれているので、その例に従って計算してみましょう。
平均年収と融資可能額
まず、一般的なサラリーマンの平均年収は、男女合わせての平均でおよそ440万円とされています。
(参照:国税庁平成30年分民間給与実態統計調査・https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/001.pdf)
それに対して、キャビンアテンダントの平均年収は470万円です。
大きな違いがあるようには見えないかもしれませんが、キャビンアテンダントのほとんどは女性です。
その点を踏まえて、女性だけで比較してみましょう。
その場合、一般的な女性会社員の平均給与は約293万円なのです。
つまり、キャビンアテンダントはそれよりも1.5倍以上の収入があるということです。
実際には、かなりの違いがあることがわかります。
また、パイロットの平均年収は1580万円と、サラリーマンの3倍以上です。
大手企業は高く、LCCなどの企業では安い傾向がありますが、それでも一般的なサラリーマンを下回ることはほとんどありません。
(参照:令和元年賃金構造基本統計調査・https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html)
この結果を踏まえて、融資可能額を比較してみましょう。
それぞれの額を、下の表にまとめました。
平均年収 | 融資可能額(5倍) | 融資可能額(10倍) | |
サラリーマン | 440万円 | 2200万円 | 4400万円 |
キャビンアテンダント | 470万円 | 2350万円 | 4700万円 |
パイロット | 1580万円 | 7900万円 | 1億5800万円 |
この通り、パイロットはかなり融資を受ける際に有利となるでしょう。
また、融資の審査では年収のほかに、職種の堅実さや勤務先なども影響します。
堅実な仕事や、有名企業などは倒産して失業する可能性が低いので、優遇されるのです。
その面でも、航空会社というのは有利に働きます。
キャビンアテンダントも、今は人手不足といわれているため、もし会社を辞めても再就職が容易と判断されます。
そのこともあって、一般的な会社員よりも融資限度額が高くなる可能性が高いでしょう。
融資可能額が多いことのメリット
融資を受けられる額が多いということは、それだけ多くの物件から投資する不動産を選ぶことができる、ということです。
サラリーマンが、好条件だけれど予算不足で選べない、という物件にも投資できるのです。
もちろん、1億融資が受けられるからといって1億の物件に投資する必要はありません。
2000万円の物件に投資しても問題はないのです。
それよりも、分散投資を考えたほうがいいでしょう。
普通なら難しい分散投資も、融資額が多ければ問題なくできます。
物件が増えれば管理が大変に思えるかもしれませんが、管理会社に任せておくことで問題なく管理もできます。
また、すでに投資をしている人も、余裕があれば買い増しすることができます。
現在は好調な物件に投資している場合は、同じような条件の物件を探して投資することも可能でしょう。
空港近くの土地に投資するメリットが大きい
投資用不動産として、空港近くの土地は人気があります。
しかし、航空会社で働く人にとっては、他の人よりも大きなメリットがあるのです。
そのメリットについて、解説します。
セカンドハウスとして活用できる
空港に近い立地にあるアパートやマンションは、交通の便もいいので人気があります。
しかし、航空会社に働く人にとっては、それ以上のメリットがあるのです。
それが、セカンドハウスとしての役割です。
様々な土地に訪れるパイロットやキャビンアテンダントは、外泊の機会も多いでしょう。
しかし、いつも外泊だと気が休まらないという人もいると思います。
そこで、投資用不動産の一室を空けておくことで、自分のセカンドハウスとして活用することができるのです。
また、空港から近いということは、職場からも近いでしょう。
その分、朝をゆっくりと過ごしてから出勤することができます。
人によっても異なるでしょうが、外泊よりも自宅でくつろぎたいという人にはおすすめです。
何かあったときに緊急利用できる
本来、不動産投資では空き室はないほうがありがたいものです。
しかし、現実には常に100%入居していることは少ないので、空き室が出るタイミングもあるでしょう。
その状態であれば、何かあったときはすぐに利用することができます。
自分の所有する物件なので、何日か利用する分には問題ないでしょう。
利用者が決まるまでの間は、忘れやすいものを置いておく倉庫として利用することもできます。
普段から頻繁に飛行機を利用する、という人はそれほどいません。
しかし、航空会社で働いている人であれば、仕事柄空港を利用することがどうしても多くなります。
そのため、空港の近くに利用できる不動産があるというのは、大きなメリットとなるのです。
まとめ
不動産投資は、投資の中でも特に時間をかけて利益を出すものです。
ですから、頻繁に何かをしなくてはいけない、ということが少ないのです。
航空会社で働くパイロットやキャビンアテンダントは、なかなか仕事の合間に投資をするということもできないでしょう。
そのため、投資をするなら不動産投資がぴったりなのです。
将来のことを考えて、投資をしようと思っているならぜひ、不動産投資をおすすめします。