戸建て物件は大きく“建売住宅”と“注文住宅”の2つに分かれます。
簡単に言うと、前者は“買主の意見が反映されていない住宅”で、後者は“意見が反映された住宅”ですね。
また、それぞれの特徴を考えると、比較的建売住宅の方が売却しやすいと言えます。
ここからは、なぜ売却しやすいのかについて詳しく解説します。
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無駄のないコンパクトな造りになっているから
建売住宅が売却しやすい理由の1つに、“無駄のないコンパクトな造りになっているから”ということが挙げられます。
冒頭で触れたように、建売住宅は建築時、買主の意見が反映されていません。
また、一般的には、あらかじめ決められたプランに沿って、まとまった土地をいくつかの区画に分け、同じ仕様の住宅を何棟か建築しています。
そのため、無駄のないコンパクトな造りになっていることが多く、購入後に使い勝手の悪さを感じることがあまりありません。
つまり、多くの買い手にとって信頼性の高い住宅であるということですね。
価格が安いから
建売住宅が売却に向いている理由としては、“価格が安いから”ということも挙げられます。
これは、さまざまな意見を採り入れて造られたわけではないため、建築費用が比較的安く、それに伴って販売価格も安くなるからです。
戸建て物件を購入する方の多くは、少しでも安い物件を手に入れたいと考えますよね。
言い換えれば、あまり高くは売却できないということになりますが、価格が安いことにより、多くの購入希望者を集められるという意味では、注文住宅よりも有利だと言えます。
シンプルなデザインになっているから
建売住宅が売却に向いている理由には、“シンプルなデザインになっているから”ということも挙げられます。
シンプルなデザインであれば、買主は購入後にリノベーションを行うことができます。
逆に、最初から個性的なデザインになっていたり、前所有者のライフスタイルが大きく反映されていたりすると、買主はなかなか手を出すことができません。
注文住宅の中には、個性的なデザイン、間取りのものも多いため、それを考えると建売住宅は万人受けしやすいと言えます。
まとめ
ここまで、建売住宅が売却に向いている3つの理由について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
建売住宅を所有している方は、よっぽどのことがない限り、売却に苦戦することはないと考えて良いでしょう。
ただ、あまりに築年数が経過していたり、周辺環境、近隣との関係が悪かったりする場合は、スムーズに売却できるとは限りませんので注意しましょう。