不動産投資を始めるには、まず基礎知識を頭に入れなければいけません。
ただ、中にはどこで知識を学べば良いのかわからなかったり、どのような知識を身に付ければ良いのかわからなかったりする方もいるでしょう。
今回はそのような方に向けて、基礎知識の学び方というものをレクチャーしたいと思います。
この記事は約5分で読めます。
まずは専門用語を覚えるところから始めよう
不動産投資の基礎知識を学ぶのであれば、まずはよく登場する専門用語から学ぶことをおすすめします。
なぜなら、基本的な用語の意味を理解していないと、どれだけウェブサイトや書籍に目を通しても、なかなか身に付かないからです。
特に、以下のような記事や書籍のタイトルにもなるような用語は、早い段階で理解するようにしましょう。
- 利回り
- キャッシュフロー
- 区分所有
- インカムゲイン、キャピタルゲイン など
もちろん、用語の意味だけ理解しても、不動産投資の基礎知識を付けたことにはならないため、初心者向けの書籍等を読むことと並行しましょう。
そうすれば、まず知識の土台を構築することができます。
専門用語についてあらゆるサイトで調べるのはNG
ネット上には、不動産投資の専門用語について解説しているサイトが数多くあります。
しかし、あらゆるサイトで意味を調べるのは、あまりおすすめできません。
不動産投資の専門用語の中には、1つの言葉が複数の意味を持っていたり、関連用語が存在したりするものも多いです。
よって、調べるたびに異なるサイトを使用してしまうと、説明の仕方や関連用語の紐づけが変わり、混乱する可能性があります。
例えば、先ほども触れた利回りは、大きく“グロス利回り”と“ネット利回り”の2種類に分けることができますが、これらの説明がサイトによって微妙に異なる場合、「結局どっちかどっちなの?」という状況にもなりかねません。
投資用不動産の種類を覚えよう
不動産投資の基礎知識を学ぶのであれば、投資用不動産の種類に関しても、なるべく早く覚えるようにしましょう。
なぜなら、物件の種類によっては、多額のイニシャルコストや投資経験を必要とする場合もあり、それについて
初心者の方が熱心に勉強しても、時間が無駄になってしまう可能性があるからです。
例えば、新築の一棟マンションなどは、初心者の方が最初に購入する投資用不動産としては適していません。
逆に、区分所有のワンルームマンションなどは、不動産投資の入口としては適している物件の種類であるため、
まずはこの辺りから詳しく学んでいくのが良いでしょう。
不動産投資の考え方は書籍から学ぼう
不動産投資の専門用語や物件の種類などに関しては、ウェブサイトからでも十分学ぶことは可能です。
しかし、より正しく不動産投資を学ぶためには、書籍も読んでおいた方が良いでしょう。
ネット上に存在する記事の中には、1つのテーマについて詳しく記載されているものが多いです。
一方、書籍には不動産投資における共通の考え方、あるいは仕組みなどについて記載されているものも多いため、これらを組み合わせると基礎知識はさらに効率的に身に付けられます。
例えば、以下のようなテーマの書籍は必ず読んでおくべきです。
- 不動産投資は他の投資に比べて何が有利なのか?
- 不動産投資が人気の理由は?
- 不動産投資で老後資金を貯める重要性は? など
実際に物件情報を見ておくのも重要
まだ実際投資用不動産を購入する段階にまで達していなくても、実際に物件情報をいくつか見ておくのは重要なことです。
投資用不動産のポータルサイトで、あらゆる物件に目を通しておきましょう。
こうすることで、実際購入する際に役立つ価格、条件といったものの相場観を養えます。
特に、初心者の方は相場より高い物件を購入してしまいがちなため、このようなデモンストレーションはとても大切です。
ただ、ポータルサイト等に掲載されている投資用不動産の価格には、以下のような費用が含まれていません。
- 仲介手数料
- 登記費用 など
よって、“掲載価格=価格相場”と考えるのは間違いです。
また、ポータルサイトの物件情報すべてに目を通しても、なかなか相場観を掴むことはできません。
初めのうちは、今後購入する可能性が高い中古の区分マンションなどに物件情報を絞り、そこから徐々に広げていくことをおすすめします。
気になる物件の情報は不動産会社に聞いてみよう
もし、気になるポータルサイトで気になる投資用不動産を発見したのであれば、その物件に関することを不動産会社に聞いてみましょう。
不動産会社の中には、まだ購入するつもりではない方の質問に対して、真摯に答えてくれるところもあります。
このようなことを繰り返していくことで、投資用不動産に関する知識がどんどん身に付き、次第にポータルサイトの情報である程度優れた物件かどうかがわかるようになります。
もちろん、最終的には内見を行い、実際の日当たりや風通し、周辺情報などをチェックする必要がありますが、最初は不動産会社の力を存分に借りて大丈夫です。
セミナーは仲間づくりのためにも参加すべき
不動産投資に関するセミナーの中には、基礎を学ぶための初心者向けセミナーも数多くあります。
これらのセミナーに参加すれば、実際結果を残している投資家の方などからの意見が聞けるのはもちろん、同じような境遇の仲間に出会うこともできます。
基礎知識を学ぶセミナーに参加しているのは、これから不動産投資を始めるような方ばかりです。
よって、ここで投資家の輪を作っておけば、今後の不動産投資において助け合える存在ができるでしょう。
また、投資家の仲間ができれば、そこから不動産会社や管理会社などを紹介してもらえる可能性も十分あります。
まったくコネクションがない状態で、優秀な不動産会社や管理会社を探すのは難しいため、1人でも多く仲間を作っておくべきです。
今回の記事のポイントを整理!
今回の記事のポイントは以下になります。
- 不動産投資の基礎知識を学ぶなら、まずはよく見る専門用語から手を付けよう
- 投資用不動産の種類はなるべく早く理解しておこう
- 不動産投資の考え方は書籍から学ぶのがおすすめ
- 実際ポータルサイト等で投資用不動産を見れば、相場観を養える
- セミナーへの参加で投資家仲間ができることもある
以上のポイントはしっかりと頭にインプットしておきましょう!