不動産投資を検討中の方必見!2020年6月の中古マンション価格について

2020年6月の中古マンション価格

投資用不動産として、注目されるのが中古マンションです。
しかし、その価格は景気動向などに応じて変動するので、頻繁にチェックしておかなくてはいけません。

最近の価格動向として、主要な地域の2020年6月の中古マンション価格を見てみましょう。

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三大都市圏で見た中古マンション価格

三大都市圏で見た中古マンション価格

首都圏と近畿圏、中部圏を三大都市圏といいますが、その地域の2020年6月の中古マンション価格は、どのように変化しているでしょうか?

都市圏別と、都府県別の価格推移を解説します。
まずは、各地域の様子を表にまとめたので、そちらを見てみましょう。

三大都市および都府県の70平方メートルあたりの中古マンション価格

5月の平均価格 前月比 前年同月比 6月の平均価格 前月比 前年同月比
首都圏 3,674万円 -0.7% -1.8% 3,668万円 -0.2% -0.1%
東京都 5,097万円 -0.8% 1.9% 5,074万円 -0.5% 3.6%
神奈川県 2,837万円 -0.9% -1.6% 2,869万円 1.1% -1.4%
埼玉県 2,253万円 0.3% -3.1% 2,278万円 1.1% -1.0%
千葉県 2,077万円 0.7% 1.9% 2,092万円 0.7% 2.6%
近畿圏 2,439万円 0.5% 5.8% 2,450万円 0.5% 5.5%
大阪府 2,647万円 0.8% 5.1% 2,643万円 -0.2% 4.3%
兵庫県 2,143万円 -0.5% 7.2% 2,166万円 1.1% 7.2%
中部圏 1,942万円 -0.2% 0.2% 1,944万円 0.1% 0.6%
愛知県 2,071万円 -0.2% -1.4% 2,079万円 0.4% -0.9%

首都圏の価格推移をみると、6月は前月比で-0.2%でした。
価格でいうと、3,674万円から3,668万円に下がっています。
これで、首都圏は4か月連続で下落しています。

ただし、都県別で見た場合、下落しているのは東京都だけです。
それ以外の3県は、価格が上昇しています。
特に、埼玉県と千葉県は、2か月連続で上昇しているのです。

また、前年同月比でみると、東京都は3.6%上昇しています。
千葉県も2.6%上昇していますが、神奈川県と埼玉県は下落しているのです。
東京都の価格変動は、年々順調に増加傾向にありますが、千葉県も同様の傾向があるのです。

近畿圏は、前月比で平均0.5%価格が上昇しています。
平均価格でいうと、2,439万円から2,450万円になっています。
内訳として、大阪府では小幅で下落していますが、兵庫県はそれを上回る伸びを見せています。

前年比では、いずれも軒並み大幅に上昇しています。
特に上昇率が高いのが、兵庫県です。
近畿圏では5.5%、大阪府は4.3%上昇していますが、兵庫県は7.2%上昇しているのです。

中部圏は、わずかながら前月比で上昇しています。
その中核となる愛知県も、0.4%上昇しているのです。
大幅な変動がなく、安定して価格が推移し続けている地域です。

前年同月比でも、中部圏が0.6%上昇、愛知県は0.9%下落と、いずれも価格変動は小幅で推移しています。
しかし、過去のデータでは上昇傾向にあるため、今後の成長にも期待できるでしょう。

主要都市の中古マンション価格

主要都市の中古マンション価格

主要都市の70平方メートルあたりの中古マンション価格

5月の平均価格 前月比 前年同月比 6月の平均価格 前月比 前年同月比
東京23区 5,692万円 -0.8% 2.7% 5,664万円 -0.5% 3.8%
横浜市 3,096万円 -1.1% 0.1% 3,119万円 0.7% -0.1%
さいたま市 2,670万円 -1.0% -5.4% 2,734万円 2.4% -1.4%
千葉市 1,912万円 -0.8% 1.4% 1,959万円 2.5% 6.9%
大阪市 3,443万円 0.7% 6.0% 3,403万円 -1.2% 3.6%
神戸市 2,213万円 -0.4% 11.8% 2,228万円 0.7% 10.6%
名古屋市 2,340万円 -0.8% -2.9% 2,348万円 0.3% -2.6%

主要都市の中で、6月の下落幅が最も大きかったのが、大阪府です。
これまでは、5月の前年同月比で6.0%増だったのですが、それも下落しました。
とはいえ、まだ6月の前年同月比では3.6%プラスになっています。

東京23区も、小幅ですが下落しています。
しかしこちらも、前年同月比でみると3.8%と上昇しています。
年単位で見ると、毎年上昇しているのです。

前月比で上昇幅が最も大きかったのが、千葉市です。
1,912万円から、2.5%増の1,959万円になっています。
前年同月比でみても、6.9%と大幅に上昇しています。

さいたま市は、前年同月比が千葉市に次いで高く、2.4%増となっています。
しかし、千葉市とは違って前年同月比でみると、-1.4%と下落しています。
毎年、価格が上がるとは限らないのです。

前年同月比でみると、上場幅が高いのが神戸市です。
前月比では0.7%ですが、前年同月比は10.6%上昇しているのです。
近年、大幅な上昇を見せている神戸市ですが、2020年は停滞気味なので今後の推移を見守る必要があるでしょう。

都市圏中心部の中古マンション価格

都市圏中心部の中古マンション価格

では、東京都内の各地域と大阪市、名古屋市の中心部の中古マンションに絞って、価格の推移を見てみましょう。

都市圏中心部の70平方メートルあたりの中古マンション価格

5月の平均価格 前月比 前年同月比 6月の平均価格 前月比 前年同月比
都心6区 8,373万円 0.3% 7.7% 8,294万円 -0.9% 6.5%
城南・城西6区 5,487万円 -1.0% 0.2% 5,492万円 0.1% 2.5%
城北・城東11区 4,275万円 -0.7% 1.3% 4,283万円 0.2% 2.3%
大阪市中心6区 4,611万円 -0.5% 8.0% 4,530万円 -1.8% 4.0%
名古屋市中心3区 2,952万円 0.3% -0.7% 2,965万円 0.4% 0.1%

都心6区は、前月比で-0.9%でした。
これまでは連続で上昇していたため、8か月ぶりの下落となりました。
ただし、前年同月比では6.5%と大きく上昇しています。

東京都内のそれ以外の地域では、5月に軒並み下落していました。
6月はわずかに上昇したものの、4月の水準まで回復することはできませんでした。
それでも、前年同月比ではプラスになっています。

大阪市の中心6区は、5月の前月比が-0.5%、6月が-1.8%と、連続して下落しています。
前年同月比も徐々に下落しているのですが、年々増加傾向にはあります。

名古屋市中心3区は、中部圏や愛知県の価格推移と同じく、大きなプラスもマイナスもなく安定して推移しています。
あまり価格を下げることはありませんが、少しずつ価格は上昇傾向にあるのです。

新型コロナウイルスの影響が懸念されていた不動産価格ですが、改めて価格の推移を見てみるとそれほど大きな影響はないように見られます。
一時的には下落していたのですが、すでに回復傾向にあるとみてもいいでしょう。

今後、新型コロナウイルスの影響が収まっていくにつれて、価格も安定して上昇していく可能性は高いでしょう。
不動産投資をするなら、今がチャンスかもしれません。

まとめ

【まとめ】2020年6月の中古マンション価格

中古マンションの価格は、首都圏全体では下落傾向ですが、東京都内で見るとむしろ上昇しています。
また、地域別にみると大幅に上昇している地域や、全体では上昇していても一部分だけ下落している地域などもあります。

今後は新型コロナウイルスの影響を受け、新しい生活様式、つまりは都心部からその近郊へと人口が分散、それに伴い周辺地価の上昇といった流れになってくるのかもしれません。

不動産投資を考えている場合は、なるべく細かい地域単位でもチェックしておきましょう。

 

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